思ってたのとはなんか違うんだけど、それでもなんかいろいろすごいな、って思う。

2018.07.24 Tuesday 13:18
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    手術終わり、やっと人心地がつき、パソコンなんかに文字が打てるようになった!

     

    5日前の手術後にはもう永遠にそんな日はこないんじゃないかと思ってた。

    4日前はなんの罰ゲームなんだ、何も悪いことしていないのに、とひたすら痛い痛いとベッドで動けず

    3日前にこれまたなんの罰ゲームですか、こんな状態で離床しろと?と、人生で一番ひしゃげたよれよれの姿でトイレ行きの苦行に取り組み

    それでも2日前には少しづつ人のような形に戻り、看護士さんが体を拭いてくれて夜にはパソコンで映画を見れるようにまでなり

    昨日は看護士さんが髪の毛を洗ってくれて、ややヨレヨレ状態の自分にやっと戻ってきた。

    今日、まだ肺に挿入された3本のドレーンは抜けていないけれど

    どうやらこれは順調という経過らしくて、ちゃんとしていれば数日後には退院できるのだそうだ。

     

    胸腔鏡での施術なので傷跡は小さいけれど、肺に挿入されたドレーンからは、ずっと血と空気が手元のタンクに回収されていて、それをずっと引きずりながら歩いている。

    かなりスプラッタな状態なんだけど、私の場合はドレーンの痛みと、麻酔中に無理な体勢を取っていたらしく、それで右手が上がらず、動いたり咳をするだけで激痛が走って、それが一番辛い。

    今日やっと、右手が少し上がるようになってキーボードが打てた。

    それまでは、スマホの操作もできなかった。

     

    我慢するな、とみんなから言われて、我慢せずに痛い痛い、と言い続けているけれど

    緩和にも限界があって、やっぱり痛いものは痛い。

    人一倍、痛いのが苦手なのに。。。。。。

    でも、それも日を追うごとに少しづつ、ちゃんとよくなっている。

     

    人間ってすごい。

    っていうか、それを含めて

    医療ってすごい。

     

    療養だけでなく

    どんどん歩いて、しゃべって、リハビリすればするほど早く帰れるというので

    文字も打ってみることにしたんだった。

     

     

    今回、ガンのことを思い切ってこうして書いてみて驚いたのは

    「私も同じ病気でした」と伝えてくれた知人友人が驚くほど多かったことだ。

    え? そんなん、ぜんぜん知らなかった。

     

    同じガンでした、と伝えてくれた人もいた。

    え? こんな辛い手術したの?

    私なら大騒ぎしてるよ(ほら、こうして実際に>笑)、ちっとも知らなかったよ。ごめん、ほんとにごめん。

     

     

     

    語られない病と

    その中で、十人十色の病との物語があるのだなあ、と思った。

    なんか、深く深く、感じ入った。

     

    もうずいぶん前にガンで手術をしたということだけを聞いていた友人が

    当時のこと、家族への対応や思いを、改めて語ってくれたこともあった。

    幼い娘には言えなかった。

    親には伝えなかった。

    告知を受けたとき、両親がすでになくなっていて、本当によかったと思ったのを覚えている。

    。。。。。

    いろんな言葉があった。

    人の気持の奥深さに、ちょっと見がすくむ思いがした。みんな違って、でもみんな真摯で、すごい。

     

    そんなことについては、また改めて考えてみたなーって思ったりする。

     

     

    ほいで、今日はそうやって聞いたことの中で、話が違うじゃんよー! って思ったことについて>笑

     

     

     

    実は病気がわかるちょっと前、友人がガンになって手術をした。

    それを知ったとき、私はすごくショックで、それですごく心配で

    もうひとりの子と一緒に退院2,3日前の頃にお見舞いに行ったんだった。

    どうだった? 大変だったでしょ。痛かった? 抗がん剤は打つの? 

     

    いっぱいの気持ちで会いに行ったら、彼女、スウェット姿で病室でパソコン仕事してて

    あれー? ありがとう、平気平気、もうぜんぜん平気! と出てきて

    待合室で「眠ってたら手術終わっちゃうし、終わったあと1日ぐらい痛かったけど、あとは平気だよー」とさらりと言うんだった。

     

    え、一日痛いだけなの? 

    えー、そうなんだ。今はすごいねえ。

    「うん、抗がん剤も必要なし。ちょっと休んだら仕事復帰するよー」

    そりゃあよかったねえ。

     

    別の日、やはりガンで復帰したばかりの子と食事をしたら

    「いづみちゃん、手術は寝てる間に終わっちゃうから。いづみちゃんは何も頑張らなくていいの。

     頑張るのは医療関係者のほうだからね。いっぱい甘えて、いっぱい優しくしてもらってきてね。

     病気の子は、優しくしてもらっていいんだよ」

     

    と言われ、涙が出るほど安心して、そのときに

     

    「あのね、手術終わったあとの爽快感ったらないから! 悪いもの取っちゃったら気分いいから!

     それ楽しみに行ってきてね」

     

    と言われたんだった。

     

     

    それで、私の脳内には

    「痛いのは翌日だけ」

    「終わったあとの爽快感ったらはんぱない」

    という言葉がインプットされたんだけど

     

     

     

    手術終わって麻酔さめたときの、あの

    「おれに何したーー!!!??」

    的な筆舌に尽くしがたい痛みの洪水のち、5日目の今は

     

    「痛いの一日だけって、なにそれー!」とか

    「爽快感ゼロですが、爽快感ってなに、それ食べられるの?」的な思いだけが残っとります。

     

     

    手術は成功して順調に快復しているんだけど、

    一口にガンといっても、できる場所も、治療法も、ステージも、その人の痛みへの感応や思いも、みんなぜんぜん違うわけで、やっぱりそれぞれの体験があるだけなんだなあ、というのが今の感想。

    当たり前といえば、当たり前の話なんだけど。

     

    あ、ごめんね、これらを教えてくれたお友だちには、それぞれのそこからの体験があったわけなので

    違うじゃんよー! と彼女たちに言いたいわけじゃなく(苦笑)

    みんなそれぞれの思いはいっぱいしているはず。

    んで、忘れちゃいけないのは、そんなに痛くないよ、爽快だよと言ってもらえたことで

    手術までの自分がどれだけ心安らかにいられたか、ということ。

    ほんとありがとう。ありがとう。

     

     

    大丈夫、って言葉の持つ力は大きい。

     

     

     

    あ、ごめん、すげー痛い辛いと書いてしまった。

    そういうことも、ある。

    そう覚悟して臨んだら、さほどでもないじゃん、話違うじゃんよー! って人もいるかもだから

    そんな感じで許して。

     

     

    そしてもう一つの、話違うじゃんー! は

     

    えっと、なんかテレビドラマとかでは手術室入るとき、なんかストレッチャーに乗せられてガラガラと行きませんかの。

    そんで、そこに家族とか付き添って、頑張ってね! と手をにぎるとか。

    てっきりあれだと思ってたら、別に重病でも事故でもないので、手術は歩いて行くことを知って軽く驚いた。

    なんたって、人生で手術なんてしたことないんじゃ!

    (出産の時だけ。でもあのときは陣痛でもがいてたから、ストレッチャーで運ばれたんだった)

     

    手術着に病室で着替えて、スカスカの手術着の下はT字帯というふんどしヒラヒラという恥ずかしい格好で外来の人々の中をかき分けて歩いて手術室前ホールにGO!

    家族友人とバイバイ〜と歩きながら手を振って中に入ると、看護師さんと数人+患者で立ったままミーテイングみたいになり(それが一度に数組行われていたりする)

     

    あとはずらりと並ぶ手術スペースに案内され

    ここ寝てねーってベッドに自分で寝て

    天井の照明とか計器とか、そりゃもう楽しむしかないよなーと思って

    「ERとかドラマで見るのとほんと同じなんですねー!」とか軽口叩いているうちに、脊髄に麻酔入れられて瞬時に記憶がなくなり

     

    その後、気がついたら、胸に竹槍でも数本刺したんですかっ!!!  をい!!!

    ってな状態でわれに帰ったという>笑

     

     

    いやー、すごいな

    もうちゃんと笑い話しにできるようになってきた。

    余裕でてきた。

    ほんと、人間すごい。医療すごい。

    改めて。

     

     

     

    という感じで、まだまだ加療途中ですが、ここまで快復してきました。

    書きたいことはいろいろあるんだけど

    この章はここまで。

     

    (追記。私はガン治療は「標準治療」を基本に考えていて、その中で医師と病院を慎重に選んで決めていく、と思っているので、その意味では今回は経過も順調だし、すべてに納得して医師を心から信頼して治療してもらっているので、ご心配なくお願いします! 

    ただその中でも、痛いーとか、ふえー! ってのはあるわけで、それ書いてますー)

     

    また(勝手に)書きます。

    category:Dairy Tokyo | by:武蔵野婦人comments(2) | - | -
    Comment
    おお〜もうパソコン打てるようになったのね〜
    順調そうでよかった。
    そうなの、結構すぐ動けだの歩けだの、術後はハードよね。

    娑婆に出るまで入院ライフ楽しんでね!
    • 希美子
    • 2018/07/24 5:44 PM
    >希美子さん
    その前の「痛いのは次の日だけ」って話で、翌々日なら打てるのでは、と想定していたので、手術から4日目って、私には十分遅かったです>笑 前提が能天気すぎたかー。暑いし、思う存分リゾートして帰りますね。家事せず、面倒みてもらえるってなんて素敵。
    • 武蔵野夫人
    • 2018/07/24 7:43 PM








       

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