大きな願いがかなった時はぼんやりしてしまい、小さな願いがかなうほうがなんだかうれしいという不思議

2017.10.04 Wednesday 06:19
0

    現在、願いごと手帖の作り方の本の新版が出ることになり、その校正中です。

    10年目の新版! 

    ありがたいことであります。

     

    いろいろ手を入れたんですが、一番楽しかったのは、今回脳科学に基づいた願いごとがかなうメカニズムについて、取材させてもらって内容を盛り込んだこと。

    脳科学者の篠原菊紀センセに(以前別の仕事でちょろりとお話したとき、願いごと手帖のことすごく面白がってくださってとても示唆に富む指摘を頂いて、どうしても今回お話が聞きたかったのですー)いろいろ伺って、ほんとに楽しかった!!!

     

    内容は新版を見ていただくとして(出し惜しみ>笑)

     

     

    でも、人が持ってるメカニズムみたいな、神秘的な力みたいな

    とにかく、内側でいろいろ起きていることって、本当に面白いな! と思ったわけです。

     

     

    そのひとつの体験を、まさに先日したなあ、と思ったのでここに書くことにする。

     

     

    前の記事から書いていますが、現在フランスで個展を開いています。

     

    昨年、フランスでグループ展に数点出品させてもらうという体験はしたけれど

    個展を開くのは初めて。

    今回はレジデンスを目的としていたので、とにかく住む場所を変えて、その場にインスパイアされる形で何かまとまった作品作りをしたい、。。。。という当初の目的だったのですが、思いがけずそのまま、作った作品で展覧会を開けることになりました。

     

    小さく、小さく。積み重ねながら。

    いろんな人とのつながりを経て

     

    何かを強く強く願って目指したり

    ものすごーい努力をするというようなプロセスなしで

     

    でも

     

    心の中でしっかりと思い続けてきたことが

     

     

    なんだかふわりと

     

     

     

    かなってしまったという。

     

     

    あれ? いまかなっちゃってる?

    ほんとに?

    という感じで。

     

     

    それ、ちゃんと数年前に

    「フランスで個展を開く」

    と願いごと手帖には書いてあったわけで、願いごと手帖すごいな、万歳! なわけなんですが

    なんつか、こんな風にかなってしまっていいのかなああ。すごいなあ、ありがたいなあ。

     

    そしてさらに、貸してもらったアトリエが夢のようにすばらしい場所で、おしゃれでかわいくて。

    まわりでいろいろ尽力してくれたフランスの人たちもすばらしく親切でかわいくて、いい人で。

    展覧会でもちゃんと絵を買ってくださった方がいて、お話も楽しくて。

    なんだよう、こんな幸せでいいのかなあ、おれ。

     

    とそんな感じで、今とても楽しくて貴重な経験をしています。

    ありがたいよう。

     

     

     

     

    さて、そんな、まさに

    夢みていたことが夢のようにかなってしまった。。。。。。。。

     

     

     

     

    という時。

     

    人はなんか

     

     

    ぽかーん

     

     

     

    とするもんなんだなあ、ということを改めて思っているわけです。

     

    なんかね、ぜんぜん実感ないのね。

    ほか、ちょっとしたオファーも頂いていたりして、そういうあたりもぜんぜん実感ない。

     

     

    ほわーん

    ぽっかーん

     

     

    としている。

    で、なんかよるべない感じで、とらえどころのない気持ちで過ごしているのであります。

    こんなラッキーでしあわせなのに

    ぜんぜん実感なし。

    ぽかーん。

    ぽよーん。

     

     

     

     

    そんなほわーんとぽかーんとして個展の初日を過ごしたわけですが。

     

    週末だったので19時までギャラリーを開け。

    お客さんの波も引いてきて、制作と展示の疲れもあって、はあ、疲れたなあなんて思っていたとき。

    19時の教会の鐘が鳴ったわけですわ。

    ぼーん、ぼーん、と。

     

     

    その時のね。

    もう。

     

    えも言われぬ幸福感。

     

    「終わり終わり! 今日は終わりだー! ギャラリー閉めてごはん食べよっと」

     

     

    そんで、うきうきと鍵を閉めて電気を消して

    るんるん気分でキッチンに戻って冷蔵庫を開け

    わーい、何作ろうかなーって鼻歌を歌いながら

    もう幸せで幸せで。

     

    ビールをしゅぽっと開けて

    くいっと飲んで。

     

     

    はー、終わった終わった。疲れた疲れた。わーい、今日はもうおしまい!

     

    ってにこにこ言ってる自分を発見して

    なんか、はっとした。

    たぶん、この日の夜19時のギャラリーの鍵を閉めにスキップしていた時の自分って

    ここ数年の中でも、最上級に近い幸福感を感じていたんだと思うんです。

    そりゃもう、本当に幸せ100%という。

     

     

    フランスで個展開くって、ずっと夢だったことがかなったのに

    かなえたことをしている最中はずっとぽかーんとして実感ゼロで。

     

    せっかくかなえた夢の1日が終わって、冷蔵庫を覗いてるってことのほうが

    こんなに幸せって、一体なに??????

     

     

     

     

    それで、自分で書いた原稿のことを思いだした。

    人って、やっぱり幸せの予測システムみたいなものを積み重ねているんだなあ、と。

     

     

    ここでこうしたら、きっといいことがある。

    これがかなったら、こんな素敵な気分になる。

     

    そういう小さな「できた!』という成功体験を日々に積み重ねていくことで

    何かを成し遂げる前から快楽物質みたいなものが自分の中に準備万端になっていって

    幸福感って生まれてくるんだろうなあ、と。

     

     

    自分にとって、身に覚えがあって

    たくさん「幸せだー!」と体験を積み重ねてきたことのほうが

    ぼわーっと身体中に幸福感を湧き上がらせるんだなあ、って

    この日の小さな体験で、しみじみ思ったのでした。

     

    ずっと思い続けてきたとしても、これまで体験したことのないことは

    即座には心やからだに幸福感を呼び起こすことがなくって

    それはもっとあとから、じわりじわりとやってくるものなんだろうな、と思います。

    予測システムが、稼働していないというか。

     

     

    私にとっては、仕事が終わったー! とか

    冷蔵庫に何入ってるかなーとか、ビールのもっ! とか。

    そっちのほうが身近で、何度もなんども体験している分、幸福感を呼び起こしやすいんだなー、きっと。

    その意味では

    毎日、小さなことを喜んで、何度もなんども幸福感を味わっていくことは

    幸せでいるための大きな要素なんだろうと改めて思ったのでした。

     

     

     

    以前、篠原先生にお話を伺ったとき

     

    小さな幸福を積み重ねていくことの大切さと同時に

     

    でも、

    どこかで大きな願いも並行して持ち続けることも大事って言われて、

     

     

     

    その2つが

    今回の渡仏でしみじみと実感できたなあと思った体験でした。

     

    小さな幸せで自分に自信と満足感を蓄えていくと

    大きな願いに挑戦できるし

    夢がかなうような土壌を、自分と自分の周りに作り上げていってくれるのかもしれないです。

     

    これ、両方大事。

    なんか、せっかくの大きな夢も、ちゃんと幸福感を蓄えられずにいると

    かなったとたんに鈍化して、うれしさをちゃんと実感しないうちに

    もっとこうなればいいのにとか、もっとこうしたかったとか

    なんか人間ってどんどん強欲なことを考え出したりしちゃいそうで。

     

    だから、ビールうまいなあとか

    今日はあったかくていい日で、にこにこ過ごせてしあわせだったなあ、とか。

    そういう幸福感を忘れずに、やっていけたらいいな、と思うのでした。

     

     

    ってなことで、なぜか今日はですます調だ。

    なぜなんだ。

     

    ま、いいや。

     

    とりあえず、ぽかーんとしながら過ごしています。

    そして、ビールだビールだ、肉だ、バターだ、パンがうまい!

    という幸せに満ちた時間も積み重ねている今回の渡仏でした。

     

    またがんばるよー。

    次はかなえた夢に少し幸せの予測システムができて

    少しづつ前に進めるような気がする。

     

     

    そんな「願いごと手帖の作り方ー新版」は、11月30日の発売予定です。

    書店にはたぶん、今月末ぐらいから並ぶ。

    ありゃ、最後は宣伝かい。

     

    笑。

    個展、残り3日となりました。

    夢のような幸福を、ちゃんと幸福として実感して帰りたいと思います。

     

    それではおやすみなさい。

     

    category:アートと暮らし en France | by:武蔵野婦人comments(0) | - | -
    Comment








       

    Calender
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    293031    
    << March 2020 >>
    Selected entry
    Category
    Archives
    Recent comment
    • 孤独のグルメから「きのう何食べた?」、そしてはるみさんのこと。未来の小さな灯りをさがして、今年もよろしくです
      武蔵野婦人
    • 孤独のグルメから「きのう何食べた?」、そしてはるみさんのこと。未来の小さな灯りをさがして、今年もよろしくです
      武蔵野婦人
    • 孤独のグルメから「きのう何食べた?」、そしてはるみさんのこと。未来の小さな灯りをさがして、今年もよろしくです
      ニート男性
    • 孤独のグルメから「きのう何食べた?」、そしてはるみさんのこと。未来の小さな灯りをさがして、今年もよろしくです
      あっか
    • 離婚して一人で子育てをして、しんどくなったことについて。自由に生きることには大きな責任が伴うってことについても。
      武蔵野夫人
    • 離婚して一人で子育てをして、しんどくなったことについて。自由に生きることには大きな責任が伴うってことについても。
      ゆうこ
    • なんでフランスのごはん作りはラクで、日本のごはん作りは面倒だと感じるんじゃろ
      武蔵野夫人
    • なんでフランスのごはん作りはラクで、日本のごはん作りは面倒だと感じるんじゃろ
      はろ!
    • 毎年この季節になると服を作っている。大人の手作り服ってどうなの。たまにはそんなこと。
      武蔵野夫人
    • なんでフランスのごはん作りはラクで、日本のごはん作りは面倒だと感じるんじゃろ
      武蔵野夫人
    Recommend
    Link
    Profile
    Search
    Others
    Mobile
    qrcode
    Powered
    無料ブログ作成サービス JUGEM