私がパリで一番いいなと思う美術館は、山田五郎さんもパリで一番だとテレビで言ってた

2015.08.29 Saturday 06:00
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    8月28日。今日で授業は最後です。
    試験の成績と出席が合格点を満たしたので、修了証明書が出ました。ちょいうれしい。

    適度に力を抜きながら、最後まで楽しんで学ぶことができた1ヶ月でした。
    何事も、眉間に皺を寄せて努力だけをしても、私の年齢ではもう無理なんだなー。楽しいことじゃないと覚えないなー。
    ということが改めてわかった日々。まあ、また東京でも頑張りますわー。

    ということで学校終わったのであとはバカンスのみ>笑
    しばらくあっちこっち動くので、この日記も毎日書くのは今日が最後です。

    今日は授業が終わって羽が伸びたので、お友達とごはんを食べてから、ぜひまた行きたいと思っていた美術館で午後を過ごしました。

    今回の滞在中複数回通った美術館は、この2つ。

    ひとつはモンパルナスのブールデル美術館。
    ここは本当にすばらしい。
    なにしろ無料だ。
    でも、静謐な空間と、ブールデルの彫刻のある庭とアトリエが入り組んで、一日いても飽きないし、どんな風にいても許される場所。

    スケッチブックもって何度も来た。



    デッサンのための彫像が山盛り。描きたい放題。
    東京に連れて帰りたい。毎週でも、一日中、いたい。大好き。

    そしてもう一個。

    ここは特別な場所。



    モロー美術館。
    モローが生前に、何一つ変えてはいけないと遺言しているので、モローが住んでいたときのままに残されている美術館。
    ここ、なんだか特別な場所で、大好きだなあと思っていたら
    テレビで山田五郎さんも、パリで一番いいよ、穴場だよってテレビで言ってた。

    穴場。



    もう、天井から床まで、ぎっしりと隙間なくモローの絵が飾られていて、真ん中の椅子に座っていると、四方からサロメやアフロディーテやキリストや、もう何から何までごったまぜになった神話の世界の人物が、私を睨みつけて来る。

    真ん中に見えるのは、いわゆる美術館の監視員の人。

    日本の美術館とすごく違うなあと思うのはね、いろんな美術館で
    来館者がかなりの確率で、こうして座っている美術館の監視員の人と、話し込んでいるってこと。
    絵の質問をしていることがとても多い。
    あとは感想を伝えて、雑談がはじまることも多い。

    そういう風景、日本では見た事がないでしょ、あまり。
    展覧会の中で椅子に座っている人と、そこにある絵について語り合う?
    絵の質問する?

    なんか、美術館に座っている人は、ただの監視員としてバイトしているぐらいに思っている人もいるような気がする。

    私は、海外の美術館で監視員の人と話し込む来館者の姿を見るのが好き。

    今回Correzeで出会った画家さんは、平日はルーブルで守衛の仕事をしているそうだ。
    絵が好きで、絵を書き続けて、仕事はルーブルの守衛。
    すごくいいな、って思う。そういうの。


    そんなこと考えながらのモロー美術館再来。
    いままでは旅行者として通り過ぎる訪問の仕方しかしてこなかったので
    今回はここにじっくり座って、壁中に収納されているスケッチのファイルを、パタパタとひがなめくりながら、スケッチしたりしながら見てみたかった。

    それ、今日できてとても楽しかったな。


    日本の美術館では、写真を撮ることが許されていなかったり
    ゆっくり座ってスケッチをしたり
    ジグザグにあちこち自由気ままに歩き回ることができない場所も多いので
    美術館で勝手気ままに、写真を撮ってスケッチをして、ベンチに座り込んで考え事をして
    2時間でも3時間でも過ごすってことができるのは
    なんだかやっぱり、海外のほうが居心地がいいなと思うことが多い。

    日本の美術館、なんで写真禁止なんだろう。
    著作権の問題なのかな?

    ネットで調べてみたけど、明確な答えがみつからない。

    贋作の禁止の為というのもあったけど、でも画集は簡単に手に入るわけだし。
    国や美術館によってルールが違うので、個別対応できないから原則禁止なのかな、とも思う。


    でもこんな風に、自分の創作にヒントになるような写真を好きな時に好きなように撮っていいというのは、本当にすばらしいよ。



    一番見たいところを写真に撮って、スマホで拡大していくと、詳細な筆致まで見える。
    これはほんと、スマホのすごいところで、今回何度、そんな撮影に助けられたかわからない。
    美術作品は公共の財産という考え方により、フランスではほとんどの場所で撮影自由という説もあって、そうだとしたら、本当に素敵だなと思う。

    ブールデル美術館でも、彫像の衣類の皺のところだけ撮影して持って帰って
    家でじっくり、皺の影を描き込む練習だってできる。

    あ、でもそういうので
    パクリになるからだめ! ってことなんかなー@日本>笑
    創作のためのエチュードとして使わせてもらうということと、パクるということはぜんぜん違うことなんだけどなー。
    うーん、やっぱり写真撮影がダメな本当の理由はわかんないや。


    日本は今、ほんとに世界からすばらしい作品がいっぱい来てて
    東京は特に、東京にいながら世界の美術品が見れてすばらしいなーって思うけど
    撮影したりスケッチさせてもろたり、っていう創作のために絵を見るってことはちょいしずらい。

    モロー美術館は、大人の為のスケッチやドローイングの講座もあるし、カンファレンスもあるし、子どものためのアトリエもやってて、いいなー。今度、そんなのも参加してみたいなー。


    来週は、ルーブルの入場券を数枚、その画家兼、ルーブルの守衛さんからいただいたので
    ルーブル三昧といきたいと思います。


    という、なんだかどうでもいいことばかりの日記ですが。


    今回は本当に、美術館三昧の日々を送ることができてしあわせでした。
    こんな贅沢なことはないです。ほんとです。
    まだまだ、ちょい回ります。

    そのうち、コンテンポラリーアートの美術館についても、まとめてみたいと思います。


    では明日の荷造りがあるので、今日はこれにて。
    しばらくさようなら。



     
    category:Paris ひとり暮らし | by:武蔵野婦人comments(0) | - | -
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