Parisのアパルトマンに一人で暮らすという夢

2015.08.01 Saturday 06:16
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    こちらに来てから10日経ちました。

    えっと、こちらというのは、Parisです。
    Parisのアパルトマンで一人暮らしをするという夢が、今、どうやら叶っている最中。

    どうやって来たかとか、なぜいるのかとか
    そのあたりはもう10日経ってしまったので、今さら説明するのもまどろっこしいので、そのあたりはまた追々。
    こっち来てからは毎日気がつくと終わってしまい、このまま放っておくとブログを何も書かないままになりそうなので

    とりあえずは、一日にひとつは、発見したことを書き残していこうと思います。

    というのも

    5年前にフランスに始めて短期留学をしたときに、せっせと書き溜めた日記が、今、読み返すと自分にとってすごく意味があったなあと思うから。
    これね。→ http://izoomi-momo.jugem.jp/?cid=42704

    人って、過ぎてしまうとあっさりといろんな試行錯誤したことや、迷ったり悩んだことを忘れて
    あたかも
    最初から全部予定通りできたことのように記憶されてしまうもんだけど
    最中にいるときは、ちゃんと悩んで右往左往しながら、いろんな発見をしているわけで。
    それは、書き残しておくと自分にとってすごくいいなあと思ったわけなのですわ。
    ということで、この「パリ一人暮らし」のカテゴリーは、落ちとか役立つ情報とかそういうのがぜんぜんない、純粋な日記となります。すごく私的です。ごめんね。


    さて、今日はこれまでの疲れがちょっと出てしまい、ほっと一息つけたので、朝から長風呂に入り、数独などしてぽやーんとしながらこっちに来て2度目の洗濯をしました。

    なんだろな、これ。
    窓があるバスルームって、それだけで物語の中にいるみたいじゃないの。



    すごーく昔に、バスルームの窓を開けると部屋越しに海が見えるというグアムのホテルに泊まったとき超感動したなあ。
    それから、ビューバスって名前で、お部屋のお風呂の窓から外が見えるホテルなんていうのにも泊まって、いたくセレブな気持ちになったこともあったけど

    なんなん。
    パリの郊外のただの普通のアパートで
    こんなこと普通にできてる今って。

    ひとつひとついろんな体験を重ねて
    なんか、当たり前のように昔夢にみたようなことを
    ただ普通にしている自分にふと気づいたりすると
    なんだかとてつもなくしみじみする。
    よかったなあ、パリに来れて。夏の間だけでも、パリに住む事ができて。

    それからしたことは
    夏の大学の講座の間に、今部屋を貸してくれているNicoleが招待してくれたUzercheへの列車の切符の手配と、大学が終わったあとに会いに行く友達が住むモナコへの往復の航空券の手配。
    それと、滞在中に行きたいと思っていた、ダゲール街の裏にある銅版画工房への見学の打診。

    えー、なにそれ。
    自分、普通にto doでやってるんだけど
    こうして書き出してみたらどえらくすかしている内容だなあ。
    いったい、いつから自分はこんなことをする人間になったんや。

    ほんと、いろんなことが不思議。
    いろんなものに導かれて、ちょろちょろと小川の流れを辿っているうちに、いつの間にか、以前は思いもつかなかった所に自分が立っている。
    声高に何かを伝えたいわけでもなく、強い意志で何かに向かって努力やトライを続けているわけでもなく、気がついたら、知らない間に、以前は思いもつかなかった場所にいる。
    人生っておもしろい。


    そんなんで、気がついたら3時になってしまったけれど
    こちらの夜はまだ長いのですよ。
    日が暮れるのは10時すぎなんだから
    このまま家にいちゃあかんよ。

    検索したら、毎週金曜日だけ、しかも3時からはじまるマルシェがモンマルトルのAnversにあるというので、ちょいでかけてみることにした。

    モンマルトルは何度も行っているけれど、そういえば「洗濯船」だけが未だみつけられずにいて。
    今は中には入れなくて、ただ入り口の横に看板があるだけの場所なんだけど、でも、ピカソ、モディリアニ、コクトー、ジャコブ、マティスが住んだ場所と聞けば、もうセンチメンタルな郷愁で脳みそは溶け始めてしまう。

    でもって、日本でいえば浅草浅草寺みたいなものすごーく手あかのついた観光地でもあるモンマルトルなんだけど

    好きなんだよねえ、ここ。



    なんかね。
    思い切り、パリに来たよって気になれる。
    裏通りやみんなの知らないお店や玄人好みの美術館や
    もう、そんなのあれこれ言う必要ないよ、ここ見てよ! って気になる。

    手回しオルガンで「愛の讃歌」を唄うおばちゃん。



    似顔絵描きがひしめくテルトル広場。



    ガイドブックに載ってるような景色だけど、でも歩けばやっぱり楽しい。



    そして、映画でアメリがかわいらしいファンタジーに酔っていたサクレクールの階段からは、パリのすべてが見える。
    セーヌが流れて、ノートルダムがそびえ、アンヴァリッドが輝き、遠くにラ・デファンスがかすんで見える。
    ねえ、この景色を見て、胸が躍らない人がいるだろか。いや、いるかもだけど、私は、躍る。躍りまくる。躍りまくって涙出た。
    もう10何回繰り返して、でもやっぱり目頭が熱くなる。なんなん、これ。



    思い切りベーシックな場所だけど
    でもこういうところに、パリのよさは隠れているように思う。
    ニューヨークに行ってクライスラービルの前のクリスマスツリーを観るとか、ロックフェラーセンターのトップオブザロックに登るとか、そういうのも同じ。都市の醍醐味が存在する場所は、何度足を運んだとしても、感動するもんなんだと思う。感動しなくちゃいけないと思う。おれ、東京タワーも好きだもん(あ、スカイツリーまだ行ってないけど)。

    そういうの馬鹿にして、ニッチな場所ばかり行く人になっちゃいかんよ。そう思うよ。


    ということで、モンマルトルぼんやり歩いてたら、今回はみつけました、洗濯船。
    こじんまりした広場は、テルトル広場に比べたらほとんど誰もいないに等しかったけど、スパニッシュギターを弾くおじさんがいて、その音楽聞きながら、遠くで行き交うフランス語の音をBGMに、たぶん、1時間ぐらい座ってたと思う。
    短期間の旅とは違う。時間に追われない。なんていう贅沢。



    昔はほんとに汚かったらしい。
    写真見たら、赤塚不二夫とか住んでた「ほうれん荘」みたいな感じだった。
    楽しかっただろうな。そんな時代。
    ここに至るまでの裏道には、画家のアトリエがいっぱいあって、薄暗い部屋のドアを開け放して、おっちゃんたちが汚れたパレットを手に油絵を黙々と描いている姿が見える。
    テルトル広場だけを見ると、似顔絵描きは単なる商売に見えちゃうんだけど、こういう裏道の存在が、この街と芸術の歴史の深さを教えてくれる。広場で日がな絵だけ描いてる人がいっぱい。ええやん。

    それから、市場に戻って野菜を買って、カフェでアイスカフェオレを飲んで(いやあ、これがあるところが少ないので、みつけた時はうれしかったよ)、それでもまだ6時だったので、夜の12時まで空いているパレ・ド・トーキョーまで足を伸ばして帰ってきた。美術館が(しかも前衛アートでTOKYOなんて名前までついている)深夜12時まで入れるって、どうよ。ええよ。ほんとにええよ。

    夕ご飯。



    こっちでは適当に準備して10分ぐらいで食べられる。日本の夕食の準備って何だったんだろう。わけわかんねえ。

    市立近代美術館はもう閉まっていたけど、これをやっていることがわかった。



    あれ、横になっちゃった。
    ヘンリー・ダーガーだ。
    うわあ。
    すげえ。また来る。

    でもって、向かいのギメ美術館では、「能からマタハリへ展」というわけわかめなくくりの展覧会を展開ちゅう。
    アジアの芸能ということでは、能もインドのマタハリも同系列という事か。こちらもまた来る。

    なんて思って今日が終わる。

    今日の発見は

    「ベタな観光地はやっぱりいいよ」 ということ。

    ベタベタな観光地がとてつもなく美しい。
    パリって、そういうところ。
     
    category:Paris ひとり暮らし | by:武蔵野婦人comments(4) | - | -
    Comment
    なんなんこれ?と思うくらい泣けました。とってもとっても素敵です!!
    • laulani
    • 2015/08/03 8:24 AM
    >Laulaniさん コメントありがとうございます! 日々、なんなんこれ? って思いながら暮らしてますぅ。また遊びに来てくださいねええ。
    • いづみ
    • 2015/08/04 2:45 AM
    いきなりすみません!
    パリ暮らし、充実していますね〜。
    わたしも縁あってパリから一歩南に出た郊外に住んでいます。
    ダゲール街裏の銅版画工房にはもう見学に行かれましたか?
    そのことがブログに上がるのを楽しみにしています!!
    • Cococo
    • 2015/08/05 2:16 AM
    >Cococoさん、コメントありがとうございます。いまパリにお住まいなのですか? それはそれはー! 私はたった7週間程度ですが、満喫していますぅ。
    銅版画工房は今日行ってきました。そしてブログに書きました。行ってみるーってことを知っているということは、Facebookグループの方なのかなー? これからもよろしくお願いしますね!!!
    • いづみ
    • 2015/08/07 6:08 AM








       

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